ハクモクレンも咲き、桜もちらほら咲き出しました。
花粉症の季節です。花粉症というと、目がかゆいや鼻水のイメージが強いのですが、咳もあります。
私もじつは花粉症があり、毎年苦しむのですが、今年はきっちり内服と点鼻を行っているからか、ほとんど症状がなく快適です。例年はない咳も出ていたのですが、内服ですっかりよくなりました。
ただ、今年はこれまで花粉症はなかった方や花粉症や咳ぜんそくとまではいかずとも気道過敏性の亢進が原因とも考えられるコンコンいう乾いた咳を訴えられる方が多いように感じます。少しはやめの黄砂や大気汚染物質が原因でしょうか?悩ましいところです。
庭のハクモクレンのつぼみがつきました。咲くのが楽しみです。
今回は肺炎球菌ワクチンのお話を。
過去の報告で、接種していない人と比較し、肺炎球菌ワクチンを接種した人、インフルエンザワクチンのみを接種した人、両方接種した人について肺炎の入院リスクと死亡リスクを比較した結果があります。
接種していない人と比較し | 肺炎の入院リスク | 肺炎死亡リスク |
インフルエンザワクチンのみ接種 | 52%減少 | 70%減少 |
肺炎球菌ワクチンのみ接種 | 27%減少 | 34%減少 |
両方接種 | 63%減少 | 81%減少 |
65歳以上の高齢者においては肺炎球菌ワクチン接種と毎年のインフルエンザワクチン接種で肺炎死亡リスクが81%減少する結果には公開講座でお話させていただいたときにも反響をいただきました。
以前、NHKで肺炎球菌ワクチンの効果について放送されたときには一時期入手困難になったこともあります。
ただ、肺炎球菌ワクチンは現在は5年間隔で2回までしか、接種できません。日本の平均寿命は80歳を超えてきていますので、接種時期については主治医との相談が必要と考えます。
最近、風疹の予防接種についてのお問い合わせが増えました。ここ最近の成人での風疹の流行と先天性風疹症候群の問題からと考えられます。
妊娠可能な年齢、もしくは妊娠希望の女性は一度風疹の抗体価を測られておくとよいかもしれません。私も抗体価が低かったため、妊娠前に接種しました。予防接種を過去に受けていても抗体価が低い場合があるようです。注意としては接種後2ヶ月間は避妊が必要です。
*初診の方は受付終了30分前までに来院してください。
*当院は祝祭日は休診です。
*臨時休診日は随時HPに掲載させていただきます。ご確認をおねがいいたします。
※泌尿器科専門医診察は
2022年12月で終了いたしました。
*2024年2月1日より変更
▲:8:30~12:00
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