2012.11.30

隠れ家的?クリニック

忙しい日が続き、しばらく更新できずにいました。あっという間に11月が終わります・・・先日、とある方から当院は「隠れ家的」と言われました。入り口がわかりにくいのが、私の悩みなのですが、そのようなとらえ方もできるのだな~と思いました。いかにも「受診します!」という感じではなく、さりげなく出入りできるということでしょうか。待合室の雰囲気はホテルのように(大げさですが)、診察室は病院のように、と考えて作ったのですが・・・いかがでしょうか?短所を長所に考えることができるのは嬉しいことです。

先週、三宮までラジオ関西の収録に行ってきました。

それは医師会のお仕事の一つで、ラジオ関西の健康相談番組への出演です。10分ほどの放送で、医師会の先生方が順番に出演されます。今回は「間質性肺炎」についてということで、私が出演することになりました。

ラジオなんてはじめてなので緊張していきました。約1時間打ち合わせと収録をしましたが、終始緊張しました。自分の声をスピーカーから聞くのは不思議な気分で、パーソナリティーのかたの声と話し方とは雲泥の差だな~と思いました。

恥ずかしいのですが、12月15日土曜日朝7時50分からの放送です。よろしければ聴いてください。

2012.11.16

在宅酸素療法

岩園町あたりの街路樹の紅葉が本当に綺麗です。秋も深まって冬になってきたという感じですね。

有名な政治評論家の方が亡くなられました。この方を数ヶ月前のニュースでお見かけしたとき、在宅酸素を使用されていました。

この、在宅酸素について今日は書きたいと思います。

肺の様々な病気で「慢性呼吸不全」の状態になった場合に使用します。ただ、保険診療で使用するには経皮的動脈血酸素飽和度という検査で90%未満の状態でなければなりません。つまり、「酸素が必要な状態」を数値で示されています。酸素は安静時、労作時など、状態に合わせて必要量をお薬と同じ「処方箋」という形で処方されます。つまり、「安静時○L△時間、労作時○L△時間」というかんじです。

酸素を使う効果はというと・・・人間は体を動かすときに酸素不足があると寿命が短くなる、人より歩けなくなることが知られています。歩けないと入院確率が高くなり、寿命が短くなるというデータがあります。また、入院が必要となると医療費が高くなりますし寿命が短くなるとされています。酸素吸入することで長く歩いたり体を動かすことができるようになり、それにより、入院回数や日数も減るというデータがあります。

ただ、この在宅酸素は日本の保健医療制度でも患者さん負担額が高額であることが知られています。だいたいですが、1割負担の方で月額6500円~7680円程度、3割負担の方で月額19500円~23040円程度とされています。これに、機械の電気代がかかります。年金生活のかたには高額で困られる方もあり、継続困難で、なくなく終了される方もいらっしゃいます。月1回の通院が必ず必要でもあります。

外見で酸素を持つことに抵抗があるかたもいらっしゃいますが、酸素不足の状態に、特に脳や心臓のように酸素が多く必要な臓器がさらされるとよいことがおこらないことをご理解いただければと思います。

2012.11.14

肺年齢

寒くなりましたね。あっという間に冬です。

寒くなりだしたためでしょうか、最近は風邪症状で来院される方、下痢嘔吐症で来院される方が増えてきました。寒くなりだすとインフルエンザが心配ということで、予防接種で受診される方が急に増えてきました。

今日は肺年齢のお話です。

テレビCMでCOPDの啓蒙が始まりました。その中で「肺年齢」という言葉が出てきます。

 肺年齢とは、肺がどのくらい老化しているかを示す指標です。日本呼吸器学会が提言しました。

肺年齢は、年齢、性別、身長、1秒量(FEV1)、努力肺活量(FVC)を用いて算出します。
実年齢より肺年齢がどのくらい老化しているかで、肺がどれだけ悪い状態にあるかをわかりやすくしたものです。
たとえば実年齢45歳でありながら、肺年齢が65歳であれば、それだけ「肺が健康でない」とわかる、ということです。
ただ、予測値と実測値のばらつきが最も少なくなるようにして計算式から導かれていますので、若い人はより若く、高齢者は高く肺年齢が算出される傾向もあるとされています。また、軽症のCOPDでは肺年齢では診断されないという問題点もあります。
つまり、問題点もないわけではないのですが、肺機能検査の結果は非常に説明も理解も難しいので、わかりやすくするためのいい方法ではないかと、私は思います。
当院でも肺年齢は計測可能です。比較的簡単にできますので、いつでもご相談ください。
喫煙者の方にはおススメです。
2012.11.05

肺疾患は増えている

最近のニュースをみていると、肺疾患で亡くなる方が芸能人でも増えたなと思います。

肺癌に加えて、カルチノイドに中皮腫・・・聞きなれない病気ではありますが。

呼吸器内科医は全国的に循環器・消化器内科医に比べて少ないのですが、患者数はCOPD、肺癌含め年々増加傾向です。

最近、テレビでもCOPDの啓蒙CMも始まりました。

肺年齢は当院でも測定可能です。詳しくは次回。

診察時間(受付時間)

*初診の方は受付終了30分前までに来院してください。

*当院は祝祭日は休診です。

*臨時休診日は随時HPに掲載させていただきます。ご確認をおねがいいたします。

※泌尿器科専門医診察は

2022年12月で終了いたしました。

*2024年2月1日より変更

▲:8:30~12:00

 

8:30~

13:30

×

8:30~

12:00

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17:00~

18:45

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〒659-0092
芦屋市大原町20-19
オランジュール芦屋2階
TEL:0797-38-6970

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