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2012.08.03

血痰

毎朝4時くらいにおきて家のことをするのですが、その際にはよく録画しておいたドラマをみながらしていました。今は、毎朝オリンピックを楽しめるのが嬉しいものです。最近感動したのは、やはり体操の内村選手の美しい演技と表彰台でみせた、少年のような笑顔です。

さて、今日は血痰のお話です。

血痰というとイメージはドラマのなかではイコール『結核』ですが・・・

大学勤務だったころ学生の試験問題に何度となくだした、「血痰を認める疾患をえらべ」という問題があります。

選択肢は・・・

1気管支拡張症、2気管支ぜんそく、3肺がん、4慢性閉塞性肺疾患、5急性間質性肺炎

さて、回答は・・・次回に。

2012.07.27

熱中症

暑いですね~

昨日の夕方、自宅の草ぬきをしました。暑かったです。30分でTシャツは汗だくでした。

草をたくさん抜くと、『ピョ-ン』と、何かが飛びます。よく見ると小さなバッタでした。

さらには庭のちりとりを取ると手のひらほどの大きさのカエルが・・・

おもわず、「ぎゃ~っ!!!」

・・・年甲斐もなく叫んでいました。あんなに大きなカエルはこれまでの人生で見たことはなくびっくりしました。

そういえば、引っ越してきてから、数十年見ていなかったカマキリやカタツムリも見ましたし、自然のあふれたところなのかもしれません。

あるタレントさんが、昨年畑?で熱中症になったということで今年はCMに出演されていますが、私も昨日は熱中症がこわかったです。だんだんぼーっとしてきましたからね・・・

こまめな水分摂取と塩分摂取を忘れずに、お部屋も寒くない程度に涼しくすごすことが大切です。

熱中症の初期症状はボーっとする、だるい、気分不快、頭痛、腹痛、手足の痺れなどです。

軽い場合は涼しいところで安静にして水分補給や補液(点滴)ですが、軽いと思っていても、時に重症の場合もありますので、暑い環境におかれ、このような症状があれば受診することが安心のように思われます。

何よりも、やはり予防が大切で、高齢者ではエアコンなどを控えがちになりますので、目安を持つといいと思います。室温28度、湿度60%以下程度を目安とするのがよいように思います。

2012.07.23

骨盤底筋体操

今週は30度を超える日が続くようですので、熱中症に注意ですね。

尿失禁の体操で骨盤底筋体操があります。

この体操、本当に効くの?と正直、私もおもっていました。

先日当院のスタッフと話をしていたところ、

「最近、『締まる』感じがわかるようになってきました~」と。

聞けば、当院勤務以前からこつこつと1年ほどつづけているとのこと。

『継続は力なり』ですね。昔の塾のキャッチコピーのようですが・・・

お薬いらずでよくなるなら、いいことです。

2012.07.19

夏ですね

京都出身の私は祇園祭のニュースで夏を感じます。コンチキチン・・・とテレビから聞こえると、「夏」「鱧おとし」「鯖寿司」「バーゲン」と感じます。

大阪では「鱧おとし」を「鱧ちり」というそうですが、神戸ではなんというのでしょうか。鱧おとしに梅肉をつけてが大好きです。

学生時代アルバイトで家庭教師をしていましたが、その生徒さんのお祖母さんが作ってくださったお祭りの鯖寿司は私の中では今でも忘れられない一番おいしい鯖寿司です。京都にはたくさんおいしい鯖寿司やさんがありますので、いろいろ食べましたが、勝てる味はありません。

昔は、京都では祇園祭が終わるとバーゲンが始まりましたが、今では関係なくバーゲンはしていますね。

勤務医時代の長くを大阪で過ごしましたが、天神祭にはいったことがありません。その時間までに仕事が終わっていなかった・・・からですが。病棟で花火の音だけを聞いた思い出があります。

県立尼崎時代に尼崎に2年ほど住んでいましたが、深夜までの勤務だったためほとんど出かけた記憶がありません。遅くまでやっている焼肉やさんとお好み焼きやさんが思い出です。初めて食べたそばめしの味は忘れられません。

神戸に引っ越してきてもうすぐ3年ですが、子育てと仕事に終われる毎日で、あまり、神戸のことをよく知りません。これから何十年すむであろう神戸のことを少しずつ知っていきたいと思います。

ちなみに、京都ではお肉屋さんは牛肉と豚肉、とりやさんで鶏肉を購入するのですが、神戸ではひとまとめで「お肉屋さん」なので・・・びっくりしました。が、最近になり京都が特殊と知りました・・・

2012.07.18

ぜんそくのお話6~COPDとぜんそく~

梅雨明けしましたね。

とても暑いので、毎年のごとく我が家の息子たちはランニング兄弟になっております。

ぜんそくの方たちも少し、ぐずぐずした体調がお天気とともに楽にはれてくるのではないかと思います。

今日はぜんそくとCOPDについて書きましょう。

高齢者ぜんそくにおいて鑑別が難しいものにCOPDがあります。

『COPDはタバコ病じゃないか?』

そうです。高齢者ぜんそくにおいて喫煙歴のある場合(すでに禁煙されていても)はCOPDの合併を念頭におかねばなりません。

昔、「ぜんそくだね~」と高齢になってから診断されたという方は実はCOPDだった・・・ということもあります。

では、この二つの疾患はどこが似て、どこが違うのでしょうか?

病態は『気道の慢性炎症』は同じですが、関与する細胞が違います。

ぜんそくは好酸球、COPDは好中球という同じ白血球でも種類が異なります。

また、気流閉塞は、ぜんそくは中枢から末梢の気道の変化で可逆性がありますがCOPDは末梢気道と肺胞・血管の構造の変化によるもので、可逆性はありません。

ちょっと難しい話になってしまいました。

では、わかりやすいところで、症状は・・・似ているようで違いがあります。

患者さん「ぜーぜー息が苦しいのです・・・」

医師「ぜんそくかな?」

この会話がよくあるようです。でももう少し深く・・・

医師「どんなときに苦しいですか?」

患者さん「朝と夜がくるしくて・・・ぜーぜーなります。」⇒ぜんそく疑い

患者さん「歩くとくるしくて・・・」⇒COPD疑い

このように息苦しくなる時間帯や労作との関係で鑑別します。

ですが、高齢者ぜんそくとCOPDの合併率は3割とも報告されており、線で引いて分けることはなかなか難しいところです。

検査としては呼吸機能検査を行う時に気管支拡張剤の吸入前後で2回行い、可逆性があるかどうかを見た際に可逆性があり、正常化すればぜんそく、可逆性はあっても正常化しなければCOPD合併を疑うというところでしょうか。

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