2015.02.20
暖かかったり、寒かったり・・・調管理が難しい時期ですね。
インフルエンザの患者さんは減少傾向ですが、感染性胃腸炎の患者さんはまだまだ多い状況です。
冬といっても、発熱や下痢により子どもさんや高齢者は脱水になりやすいのでお気をつけください。
さて、当院ではマイコプラズマ検査がのどを綿棒でぬぐう検査を用いて、15分ほどで感染の有無を判定できます。
発熱後、熱が下がってきたころから咳が出だし、痰の絡まない乾いた咳がとてもひどい場合、夜も眠れないくらいの咳が続く場合はマイコプラズマ感染症の可能性があります。ご相談ください。
2015.02.12
寒い日が続きましたが、昨日今日は少し暖かいように思います。
昨日は息子の希望でプラネタリウムに出かけました。神戸市の施設ですが、海に近いので寒いかと思い厚着をさせましたが、暖かく上着を脱いで日中は過ごしておりました。夕方からはさすがに冷えてきましたが。早く暖かくなってほしいものです。
診療所や病院を受診すると、「インフルエンザはやっていますからね~」などと耳にされることがあるかと思います。
来院する患者さんの様子を見て医師が適当に言っているのかな~と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
そういう先生もいらっしゃるかもしれませんが・・・
実は、自治体で医療機関を複数選出し、受診された患者さんを定点観測し人数をちゃんと報告しているのです。
その結果を医療機関に情報提供し、流行を確認することで日々の診療に役立てています。
たとえば、現在の芦屋市ではインフルエンザA型の流行は減少傾向ですが、B型は少数ですが横ばいです。感染性胃腸炎はまだまだ多く報告されているようです。
2014.12.29
本日で今年の診察が終了しました。
12月は待ち時間も長くなることが多く、大変申し訳ありませんでした。
インフルエンザAと感染性胃腸炎、溶連菌感染が流行しております。
外出の際にはマスク着用や帰宅後にはうがい手洗い、忙しい時期ではありますが無理をされずに休息、睡眠を心掛けてください。
今年1年ありがとうございました。
2014.11.27
来週にはずいぶん寒くなってくるようですね。
そろそろ、インフルエンザ予防接種の方が増えてきました。
先日、NHKのクローズアップ現代でCOPDが取り上げられていました。
とてもわかりやすかったと思います。
COPDは世界の死因の第3位になった・・・、日本の潜在患者数は500万人を超えるが実際に診断されているのは30万人ほど・・・
日本でのCOPDの認知度は悲しいことですが低いままです。
実際に患者さんとお話ししているとCOPDはご存じない方が多いのですが、慢性気管支炎と肺気腫はご存知という方が多いように感じます。
慢性気管支炎と肺気腫をまとめてCOPDとなったわけですが・・・、なんでも合わせればいいというものではないのかもしれませんね。
そしてもう一つ悲しいことは、吸入薬に対する患者さんの評価が低いことです。
「吸入だけですか・・・」と言われることがたびたびです。内服薬(飲み薬)のほうが効果があると思われている方が大半のようです。
吸入薬は『気管支に塗る薬』とおもっていただきたいです。
皮膚が赤く腫れて炎症をおこしているので皮膚科を受診したところ、内服薬だけが処方されたらどうでしょう?「飲み薬だけですか…」となりませんか?この場合と同じように考えていただければと思います。
現在、COPDと気管支ぜんそくといった気管支に炎症をおこしている疾患の世界的標準治療は吸入薬です。吸入薬で不十分な際には内服薬を上乗せしていきますが、キードラッグといわれる軸となる治療薬は吸入薬です。
『COPD? 治らんのやろ?診断されてどうなる?すぐに死ぬわけでもないんやし…吸入なんて効くんかいな・・・』と思われ、診断も治療もされずに放置・・・よくあるパターンです。
COPDは、診断されて疾患の理解をしておけば、治療や増悪時だと早く気付くことができ、その時の対応を知ることができ、呼吸困難で酸素が必要になることを先延ばしにすることや、肺炎で寿命を縮める可能性を下げることが可能なのです。
「COPDかな?」と思われた際にはお気軽に呼吸器内科を受診してください。問診、胸部レントゲン写真、肺機能検査などで専門医であれば比較的容易に診断が可能です。
最近はやりのアニメで『…との出会いがあなたの人生にどのような影響を及ぼすのか…それは誰にもわかりません…』というフレーズがありますが、『早期にCOPDと認識する(診断されること)はあなたの人生にプラスの影響を及ぼすということを呼吸器内科医であればわかります』といえます。
2014.10.27
お天気がいいと気分もいいですね。
昨日はお布団も外に干せて、洗濯をしていても気持ちよかったですが、夜にはひどい雷でびっくりしました。
さて、時々講演会等ではお話してきたことで、過去にも書いていることですが、肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチンの併用による効果について今日は書きたいと思います。
1994年の報告でインフルエンザワクチンはCOPDの増悪による死亡率を50%低下させるとあります。
2001年の報告で慢性肺疾患を持つ65歳以上の高齢者では接種していない人と比較し、両方接種することで、肺炎の入院リスクを63%減少させることができ、死亡リスクを81%減少させるとあります。
インフルエンザワクチンのみでは肺炎の入院リスクは52%減少、死亡リスクは70%減少、
肺炎球菌ワクチンのみで肺炎の入院リスクは27%減少、死亡リスクは34%減少とあります。
このようなデータから肺炎球菌ワクチン+インフルエンザワクチンの接種で高齢者の肺炎死亡を減らそうという方針が出されています。
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