2024.02.16

最近の長引く咳

ここ数か月、『風邪』の後の咳が長引く方の来院が増えています。

『風邪』はインフルエンザであったり、コロナであったり、両方陰性だったという方も。

 

痰が絡む、痰に色がついているようならば去痰剤や抗生剤を処方します。聴診で雑音が聴こえるならば肺炎疑いでレントゲンを行います。肺炎の方、まあまあいらっしゃいます。

色がついた痰の時には咳止めを使用すると肺炎になる可能性がありますのでご注意ください。体が自らを守るため、痰を出すために咳をしているものを無理に止めようとすることはよくありません。咳止め薬が肺炎の原因となります。当院でも何度か経験しています。咳が止まらないからと市販の咳止め薬を何本も飲んだら咳がひどくなり熱が出た・・・聴診器を当てると両肺で雑音、レントゲンは肺炎で真っ白・・・という感じです。

 

痰は絡まない乾いたコンコンした咳、発作的に出る咳の場合はしっかりと問診したうえで、気管支の炎症がメインであったり、それに伴う気道過敏性亢進の状態であれば咳止めや吸入薬の処方となります。状況に応じて肺機能検査を行います。

 

この時期に難しいのは、花粉症の咳が鑑別に加わることでしょうか。

のどがかゆい感じやほかのアレルギー症状があるなどで鑑別していきます。

 

ただここ数年気になるのは吸入薬を使用してもすっきりよくなるまでに時間がかかることです。コロナ以前より明らかに治りの悪い方が増えています。なぜか?はあと数年すればどちらかから論文が出るように思いますがコロナやインフルエンザといったウイルス感染が影響しているのでしょうか・・・

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*当院は祝祭日は休診です。

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※泌尿器科専門医診察は

2022年12月で終了いたしました。

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