今日は非常にいいお天気です。
今日から往診(専門的には訪問診療)が始まります。
街中なので自転車での往診です。
白衣で自転車に乗り、芦屋の街を走るのは、ちょっぴり恥ずかしいですが・・・
日焼け止めを塗ってがんばります。
ちなみに自宅に医師が診療に伺うことを『往診』というイメージがありますが、専門的には、
診療所に来ることができない方に臨時で伺うのが『往診』、定期的に伺うのが『訪問診療』といいます。
今朝の情報番組で主婦の健診受診率は4割ということが話題になっていました。
働いていると年に1回は健診をうけるのですが、働いていないと、なかなか機会がないのかもしれません。
一人のときはあまり考えなかったのですが、主婦になると、しんどいときでも自分が家のことをしなければならないのです・・・
当たり前のことですが、これって、結構、つらいときもあります。
ましてや、自分が倒れたら、子どもの世話は誰がするの?という心配まであります。(夫の世話もですが・・・)
ということで、健康が一番です。私も、健診受けなきゃ・・・と思いました。悪いところは早めにメンテナンスせねばなりません。人間も機械と一緒でメンテナンスすることで丈夫に長持ちかな?と思います。
私は太りやすいのですが、結婚前に運動で10Kgのダイエットに成功し数年維持していましたが、結婚後ブクブクとリバウンドしてしまいました。これではいけないということで、最近、週1回のプール通いを始めました。1回1km泳ぐことを目標にしています。 もう少ししたら1.5Km 泳げるようにと目標をあげていきたいものです。
ダイエットに成功したときは週2回の筋トレ+プール500mと週1回のプール1kmを半年通ってだつたのですが、さすがに今は時間的に厳しいので、まずは週1回頑張ります。結果についてご報告できる日が来るといいのですが・・・
先日、骨盤底筋体操についてお問い合わせをいただきましたので、今日は女性の尿失禁についてのお話です。
女性の多くは大なり小なり尿失禁の悩みを抱えているといわれています。出産を経験され
た30歳代女性の約半数、出産を経験しなくても40歳代になれば半数以上の女性に失禁を認
めるようです。でも実際に病院を受診される方はほんの数パーセントです。
失禁には主に大きく分けて腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、溢流(いつりゅう)性尿失禁の3種
類があります。もちろん多少これ以外のものもありますし、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁
が重なった混合性尿失禁というものもあります。
女性で最も多くを占めるのが腹圧性尿失禁で、咳をしたり立ち上がったりすることで起こ
る失禁です。これは尿道や膀胱を支える骨盤底筋群が出産や閉経により弱くなることで起
こります。したがって腹圧性尿失禁を自分で改善しようと思えば、骨盤底筋を鍛える「骨
盤底筋体操」という方法があります。ただ正しく施行しないと全く効果がありません。
当院では医師、看護師で正しい骨盤底筋体操を指導していきます。土曜日に泌尿器科専門医が
来院しておりますが、男性ですので、女性に相談する方がいい、という患者様は何曜日でも結構ですので
私にご相談ください。指導する看護師も女性ですし、月~金は女性スタッフのみでの運営です。
尿失禁はどのタイプのものなのかしっかり診断することが治療上大事です。
後日、診断の方法についてお話していきます。また腹圧性尿失禁が骨盤底筋体操で良くならない場合どうするか、これに関しても説明していきます。
今日は朝、にわか雨がありましたが、なんとかお天気はたえている感じですね。
昨日はお天気だったので王子動物園へ行きました。
おなかに子どもが入っているカンガルーの実物を見ることもでき、大人も楽しめました。
さて、今日は気管支拡張剤についてお話しましょう。
ドラマなどでぜんそく発作のときに小さなプラスチックの吸入器から『シュッ』と吸い込むシーンが時々あります。
発作のときに使う吸入、まさに、昔からある短時間型の気管支拡張剤です。
根本的な治療ではなく、対症治療のお薬です。吸入することで気管支をぱっと広げて呼吸を楽にするのです。
ただ、この吸入器に頼りがちになると・・・危険です。
基本的には1日に最高4回程度までと決められていますが、繰り返し、時間も空けずに使用することでぜんそく発作が止まりにくくなってしまうこともあります。こうなると、なかなか止まらず、入院になるほどの呼吸困難になることもあります。
また、お薬の作用点が心臓にもあるためにどきどきしたり、人によっては不整脈が出てしまうこともありますので、注意は必要です。
近年、この気管支拡張剤に長時間型が発売されました。
これは貼り薬と吸入器があります。貼り薬は赤ちゃんから使え、ぜんそくだけでなく気管支炎のときにも使用しますので、ご存知の方も多いのではないかと思います。
貼り薬は1日1枚、吸入は現在発売されているものは1日2回吸入することで呼吸を楽にしてくれる優れものです。
この長時間型を使用することで短時間型の使用回数は減った、もしくは要らなくなった方もたくさんいらっしゃいます。
数年前まではステロイドの吸入器と長時間型気管支拡張剤の吸入器と発作用時の短時間型気管支拡張剤の吸入器と吸入器をいくつももっておられる方がいらっしゃいました。
数年前にステロイドと長時間型気管支拡張剤の合剤の吸入器が出てからは1つ吸入器を減らすことができた方も多いと思います。
数年先にはこの合剤を短時間型同様に使うようにもできるお薬がでるという話もあり、そうすれば吸入器の手持ちをひとつ減らせるかもしれませんね。既存の薬でもその使い方がOKになればそういう日も近いかもしれません。
クリニックの中のことも少し書こうかと思います。(病気の話ばかりだと堅くて・・・)
キッズスペースにどんな絵本をおこうか、何をおこうか・・・と開院前考えました。
絵本は、息子たちが大好きなものならば、ほかのお子さんにも気に入ってもらえるかと思い、家にあるものと同じものを何冊か用意しました。『だるまさんが』『しろくまちゃんのほっとけーき』『ぐりとぐら』など・・・
おもちゃは、やっぱり小さい子のてっぱんはアンパンマンかな?と思い、アンパンマンの絵本とおもちゃを少し用意しました。
クリニックにお母さんと来てくれるお子さんが、キッズスペースから診察室に持ってきて、お母さんの診察を待っている間遊んでいるのは、やはりアンパンマン!
何がそこまで子どもたちをひきつけるのかはわかりませんが、アンパンマンはやはり子どもに大人気なんですね。
息子は先日の台風にア~ンパ~ンチ!!していましたが・・・
病気にもア~ンパ~ンチ!!したいものです。
今日はちょっと気分転換?に妊婦さんの喘息について書こうと思います。
妊娠希望の女性や妊娠中の女性は薬を少しでも飲みたくない・・・というのはみなさんそうだと思います。
病院で外来をしているときには産科から「妊娠○週の方です。喘息コントロールお願いします。」のお手紙つきで、喘息をいわれた、あるいは症状がある患者さんの診察依頼が女医だからでしょうか、よくありました。
「お薬・・・使わなきゃだめですか?」
この言葉はほぼ必ずその患者さんたちから聞かれた言葉です。
「おなかの赤ちゃんはお母さんから酸素をもらって生きています。お母さんが喘息発作が出て、息苦しくなり、取り込む酸素が少なくなると、赤ちゃんに届ける酸素も減ってしまいます。それは、赤ちゃんにとって苦しいことになります。喘息は妊娠することで、意外にも症状がよくなる人もいますが、悪くなる方もいます。出産直前に大きな発作をおこすと、本当に大変です。お母さんも赤ちゃんも厳しい状態になります。喘息治療は世界的にも安全であるとされている治療薬を使いコントロールすることができますから、赤ちゃんを安全に元気に産むためにもコントロールをしましょう。」
何度となく、この言葉を話してきました。ありがたいことに、その患者さんたちは皆さん、元気に出産をされていました。
お薬で赤ちゃんに何か影響があるのではないか・・・ということも、大切なことですが、治療しないとどうなるか・・・も大切なことです。
もちろん、喘息治療に使われるお薬の中には心配なものもないとはいいません。
主治医とよく相談して治療を受け、元気な赤ちゃんを産んでいただきたいものです。
台風すごかったです。
まだ、今週もう一つ来るのですね。雨風が心配です。
さて、今日はぜんそくの治療のお話です。
ここ数年といいますか、私が医師になったころにはぜんそくで入院する患者さんはまだまだ、いらっしゃいました。
妊婦さんでもうすぐ臨月という方が喘息発作で運ばれてきて、苦しい中数日入院されていたときのことを良く覚えています。
ですが、徐々に減ってきて、ぜんそくでの入院は本当に減りました。
それはやはり、吸入ステロイドの普及が大きいと思います。
有名なスケート選手や野球選手を広告にしているポスターを見かけられた方もいらっしゃると思います。
ステロイド?と思われてしまいますが、ステロイドは過去にマスコミでのバッシングで良いイメージが世間ではないお薬ですが、必要な疾患には欠かせない大切なお薬です。
特に呼吸器領域ではぜんそくをはじめ、たくさんの疾患で使用します。
吸入ステロイドは全身投与(内服や点滴)するのではなく、気道のみに薬剤を投与することで、全身的なステロイドの副作用を避けるというお薬です。
全身的な副作用(胃潰瘍、骨粗しょう症、易感染など)はありませんが、吸入ですので、のどの違和感や声がれ、うがいを怠るとカビの感染などはあります。ですが、全身的なものと比較すると比較的許容できるものだと思います。
吸入薬は1日1回のものと2回のものがあります。2回のもののほうが商品としては数あります。
症状にあわせて1回1~4吸入で行い、吸入後うがいを必ずします。このうがいが大切です。
口の中に残る薬を洗い流し、カビが感染することを予防します。
吸入回数は症状にあわせ医師が調節します。
なぜステロイドなのか・・・いろいろ難しいことがありますが、簡単に一言で言ってしまうならば「ステロイドの抗炎症効果により慢性的な気道の炎症をおさえる」ということです。
長くなってしまいましたが、ぜんそくコントロールの基本は今は吸入ステロイドです。全身投与は発作時やどうしてもコントロールがつかない場合のみに使用するというところです。
次回気管支拡張薬のおはなしを。
今日はぜんそくの治療についてかきましょう。
ぜんそく治療については『喘息予防・管理ガイドライン』というものがあります。
基本的にそれにそうかたちでの治療を行います。
これは重症度を症状で評価しステップ1~4にわけ、それに応じて薬剤投与の目安が示されています。
一番軽いステップ1ならば症状が多いときに吸入薬や内服薬を選んで使用する、ステップ4ならば吸入薬に加えて内服薬も継続し、さらに内服のステロイドを使用するなど・・・
インターネットでも検索すればステップについても出てくると思いますが、かかりつけ医にお尋ねいただければステップを教えてくれると思います。
さて、ここ数年吸入ステロイドが世界的にもぜんそく治療の標準であり、重要な薬剤とされています。
このステップでの治療でも基本は吸入ステロイドとなっています。
ステロイドというとイメージが良くないという方が多いかもしれませんが、ぜんそく治療には欠かせません。
次回は吸入ステロイドについて書かせていただきます。
今日は非常にいいお天気です。
9月に市のアレルギー教室があり、COPDについてお話をさせていただくのですが、
アレルギー教室でCOPD?となるので、少しぜんそくのお話から書かせていただこうと思います。
『ぜんそく』の主な症状はゼーゼーヒーヒーというのどがなる喘鳴(ぜんめい)、繰り返す咳、息苦しさなどがあります。
病態は簡単に言えば何らかの理由により慢性的に気道に炎症が起こることで空気の通り道が狭くなっている状態です。
空気の通り道が狭くなっていても自然、もしくは治療で改善することも大切です。
ゼーゼー言う状態でもなく、息苦しいというような呼吸困難もない軽い状態での診断はなかなか、難しいのですが、そのレベルで発見し予防治療をはじめることが重症化を防ぐために大切です。
ではどうやって診断するかですが、大切なのはやはり症状の問診と聴診です。発作性の息苦しさや咳を繰り返しているか、夜や朝に発作があるか、もしくは運動したときに発作があるか、しばらくするとおさまるか・・・
検査では呼吸機能検査で気管支を広げる吸入をする前後で息を吐き出す力が変化するかどうかです。
もう一つ大切なのは、COPDや腫瘍、心臓病など他の病気ではないかという鑑別です。
診断がなされれば、次は治療です。
治療についてはまた次回。
ちなみに
小児のぜんそくは思春期にはある程度よくなるか治癒の状態に入ります。
成人のぜんそくでは先に書きましたCOPDの合併が特に高齢者ではあり、区別がつきにくい複雑化した状態にあることも多いです。
少しCOPDという言葉が出てきました・・・
今日の芦屋のお天気はくもりです。
スッキリしません。
ぜんそく患者さんの中には、お天気予想ができるかたが時にいらっしゃいます。
受診にこられた際に『たぶん雨降るわ。調子悪いし・・・』『もうすぐ、台風くるわ。しんどいし。』などなど。
ぜんそくと気圧の関係は以前から言われています。詳しくはまた今度の機会に書こうと思います。
当クリニックは山手幹線から山側に少し入ったところにありますが、診察室からはJRまで見渡すことができ、私のお気に入りの風景です
午後の診察がはじまりますので、雨が降らないよう祈っています。
*初診の方は受付終了30分前までに来院してください。
*当院は祝祭日は休診です。
*臨時休診日は随時HPに掲載させていただきます。ご確認をおねがいいたします。
※泌尿器科専門医診察は
2022年12月で終了いたしました。
*2024年2月1日より変更
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