2014.09.29
10月1日から成人用肺炎球菌ワクチンの定期接種が始まります。
対象等についてさまざまな情報がありましたが、最終的には下記のようになりました。
①平成26年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上が対象となります。
②60歳以上65歳未満で心臓、腎臓、呼吸機能もしくはHIVによる免疫機能障害がある方(インフルエンザワクチンの定期接種と同じ)も対象です。
③今まで肺炎球菌ワクチン接種歴がない方が対象です。
この制度では平成30年までに一人一回の定期接種の機会を設けています。
対象となる年度にだけ公費接種として補助をうけることができます。
ワクチンの供給の問題もあり、このような形になったのだと思いますが・・・
個人的には『65歳以上で1人1回』という形にしてほしかったなと思います。
たとえば、現在66歳の人は自費で接種するか70歳まで待たねばなりません。
肺炎による高齢者の死亡が増えている現状ですから・・・
ただ、このワクチンはすべての肺炎を予防できるわけではありません。
ですが、大変大切なワクチンではあります。
このお話については次回書かせていただきます。
2014.09.25
今年は涼しくなるのが早いように思います。今朝、今年初めての金木犀の香りに秋を感じました。
今年はすでに西宮市でインフルエンザA型の患者さんが報告されたそうです。
最近の傾向は夏前まで患者さんがいらっしゃることが多いように思います。
これからは2回接種が望ましいように思うようになりました。
これまでは11月後半からクリスマスまでに1回で良いように言われてきましたが、最近の傾向から考えると10月から11月に1回、1月下旬に1回の計2回のほうが長く予防効果をえることができます。
これまでも、高齢者や受験生ではこのような接種を勧めていた先生もいらっしゃいました。
65歳以上の高齢者では1回は公費補助利用でできますしね。
今年から肺炎球菌の定期予防接種も始まります。次回は肺炎球菌の予防接種について書きたいと思います。