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2013.03.27
PM2.5とぜんそく
今日は少し寒いです。近所の桜は五分咲きで一休みですね。
昨日のニュースで兵庫医大の研究グループがPM2.5とぜんそく発作の出現について学会報告されたことが報じられていました。
姫路市での調査でPM2.5の濃度増えるとが14歳以下で24%、65歳以上で12%ぜんそく発作を起こす人が増えたという結果だそうです。
これをみて思ったのは、『いかに常日頃のコントロールが大切か』ということです。ぜんそくの人はPM2.5の濃度が高い日は外出をひかえるようにというコメントがついていましたが、なかなかそれを守ることは難しいし、N95マスクで常にすごすことは、なかなかなれない人では難しいし・・・
考えたことは、自宅では空気清浄機を使用、外出時にはマスク(N95は高額で、密閉性が高いので毎日使用は一般の方では現実味がありませんので・・・普通のサージカルマスク)、帰宅時には手洗い、うがい、着替えを徹底し、ぜんそくはきっちりコントロールしておくことでしょうか。
手洗い、うがい、着替えは外から持ち込まないためです。
コントロールがいいというのは、季節の変わり目にも症状が出ない、風邪を引いても咳が長引かない、発作を止める薬を使わない、運動ができる、状態をいいます。
発作をとめる薬(メプチンやサルタノールなど)の使用回数が増えれば、明らかに増悪傾向と考えられます。
逆に使用回数が減れば、コントロールはいいということになります。
基礎のコントロール状態がよければ、発作はおきにくい、おこっても大きな発作には至らないと考えます。
スギ花粉も大気汚染とあわさることで大きな害になったように、PM2.5も黄砂や花粉などとあわさることで大きな害になる可能性もあるのかもしれません