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2012.09.20
マイコプラズマ肺炎について
越木岩神社の泣き相撲に先日参加しましたが、去年より涼しかったように思います。今週末はだんじりがあります。引っ越してきてから何年もたちますが、実は今回はじめて、だんじりをみることができそうで、楽しみです。岸和田のだんじりを見たことはないのですが、尼崎で昔見たことがあり、いろんなところであるものなんだなぁと知りました。
さて、今回はマイコプラズマのお話です。昔はオリンピックの年は流行するといわれましたが、これは4年ぐらいで前回かかったときの免疫が低下してくるからといわれています。
病原体はMycoplasma pneumoniae,。
感染経路は咳、痰からの経気道飛沫感染。学校、幼稚園、家庭などの閉鎖環境で流行します。
潜伏期は2~3週間と結構長いのです。ですので、「昨日はじめて遊んだお友達がマイコプラズマだったから・・・・」そこからもらうわけはありません。
症状は咳は必発です。痰の絡まない咳が多いのがポイントです。胸痛をうったえることも多いです。
胸部X線、CTでは特異的な所見はありません。
診断は咽頭ぬぐい液の培養検査、ペア血清を用いた血清抗体価検査ですが、結果を待っている時間がもったいないので結果が出る前に治療を始めます。
治療は適切な抗生物質の投与です。
肺炎まで行かないマイコプラズマの感染もあります。