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2023.03.09
『答え合わせ』と『間違えなおし』
患者さんにお話しすることから・・・
『答え合わせ』と『間違えなおし』について書いてみようと思います。
患者さんには「できるだけお薬は飲みたくない。食事運動療法を頑張りたい。」というお考えの方がいらっしゃいます。
その場合は患者さんの普段の食事内容や運動についてお話をうかがい、アドバイスをさせていただいております。
(もちろん反対に「お薬飲んで治療しながらもこれまでの生活を続けたい。」という方もいらっしゃいます。その方にはもちろんしっかり治療させていただきます。)
ただ、食事運動療法は、開始された後、必要なのは『答え合わせ』と『間違いなおし』です。
テストと一緒で、「やりっぱなし」では意味がありません。
健診等で異常指摘があったのち、食事運動療法を始めても、次の健診まで1年放置される方がいらっしゃいますが・・・
1年間自分の行っている食事運動療法が正しいのか正しくないのかわからないまますごすのはもったいないです。
自分の行っている食事運動療法が正しければ検査値異常は改善していくだろうし、改善なければ「今の」食事運動療法は正しくない、効果がないということになります。効果がないことを続けても意味はありませんし、単なる我慢大会です。
食事運動療法の効果が出るまでの期間は検査異常の内容により異なりますが、1年後の健診までに『答え合わせ』の検査をして方法の見直し『間違えなおし』をしていくことが大切です。
大切なのは自分の頑張りが正しく結果をだせているか、出せていないならば修正することです。
それが『答え合わせ』と『間違えなおし』です。