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2012.10.29

日々雑感1

今朝、著名人の方が亡くなられたニュースで、その息子さんのお気持ちを聞き、「この人は正直だな」と感じました。

3ヶ月前に脳疾患で倒れられた患者さんに生命維持装置、おそらくは人工呼吸器のことだと思いますが、を装着されていたそうです。ただ、医療費が家族の負担になってきていた・・・とはなされていました。

今の日本では皆保険制度という世界に誇る制度があり、他国と比較して、安価で医療をうけることができます。しかしながら、人工呼吸器などの治療を行うとその医療制度といえども、高額な請求となります。さらに、人工呼吸器をつけるとなると集中治療室や特殊な場合を除いては、個室に入ることになり、差額ベッド代が発生します。もちろん、高額医療制度という制度もありますが、何十万、それ以上の請求が来る場合もあります。これが家族への大きな負担となります。そのため、人工呼吸器をはずして欲しいと望まれるご家族もありますが、今の日本の法律では過去の事例からも人工呼吸器をはずすことで死が訪れるとわかっている場合にはずした場合は『殺人罪』に問われるため、医師ははずすことはできません。

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