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2012.06.14
ぜんそくのお話1
今日は非常にいいお天気です。
9月に市のアレルギー教室があり、COPDについてお話をさせていただくのですが、
アレルギー教室でCOPD?となるので、少しぜんそくのお話から書かせていただこうと思います。
『ぜんそく』の主な症状はゼーゼーヒーヒーというのどがなる喘鳴(ぜんめい)、繰り返す咳、息苦しさなどがあります。
病態は簡単に言えば何らかの理由により慢性的に気道に炎症が起こることで空気の通り道が狭くなっている状態です。
空気の通り道が狭くなっていても自然、もしくは治療で改善することも大切です。
ゼーゼー言う状態でもなく、息苦しいというような呼吸困難もない軽い状態での診断はなかなか、難しいのですが、そのレベルで発見し予防治療をはじめることが重症化を防ぐために大切です。
ではどうやって診断するかですが、大切なのはやはり症状の問診と聴診です。発作性の息苦しさや咳を繰り返しているか、夜や朝に発作があるか、もしくは運動したときに発作があるか、しばらくするとおさまるか・・・
検査では呼吸機能検査で気管支を広げる吸入をする前後で息を吐き出す力が変化するかどうかです。
もう一つ大切なのは、COPDや腫瘍、心臓病など他の病気ではないかという鑑別です。
診断がなされれば、次は治療です。
治療についてはまた次回。
ちなみに
小児のぜんそくは思春期にはある程度よくなるか治癒の状態に入ります。
成人のぜんそくでは先に書きましたCOPDの合併が特に高齢者ではあり、区別がつきにくい複雑化した状態にあることも多いです。
少しCOPDという言葉が出てきました・・・