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2012.06.13
呼吸器内科について
呼吸器内科の扱う疾患は・・・
気管支や肺の病気です。
有名なものは気管支ぜんそく、肺炎でしょうか。
最近増えつつあるものにはCOPD(慢性閉塞性肺疾患)、非結核性抗酸菌症があります。
もちろん肺がんも呼吸器内科の病気です。
症状として『咳』や『痰』、『息切れ』があれば呼吸器内科でご相談いただくことになります。
もちろん、その中には心臓の病気や、腎臓の病気が隠れていることもありますので、必要に応じて専門診療科へご紹介することになります。
呼吸器内科というと比較的メジャーな内科という感じですが、医師の数は非常に少ない診療科です。
ある報告では救急医、産科医に次ぐレベルで医師不足とされている診療科です。
私はもとは大阪で仕事をしていましたが、そのときにも全国的に見て、呼吸器内科医は少ないと感じていましたが、この阪神間は非常に少ない!と驚きました。
患者さんの数はここ数年、COPD、肺がん、悪性胸膜中皮腫などの増加で増えていますし、若い世代(20代)の先生は増えてきているように思いますが、中堅といわれる30~40代の医師が少ないと思います。
なぜ、人気がないのか・・・
昔から言われていることは、「呼吸が苦しい人をみるのがつらい」「レントゲンがわからない」「開業するのに不利」「貧乏診療科」・・・などなど
ですが、患者さんからのニーズはある診療科ですし、レントゲンの奥深さもありますし、呼吸器内科はやりがいがあると思っております。
呼吸器内科医として少しでも、患者さんのお役に立てればと考えております。