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2014.10.23

肺炎球菌ワクチンの2回目接種について

今年は寒くなるのが少し早いように思いますが・・・冬の訪れが早まるのでしょうか。

肺炎球菌の2回目の接種について、よく質問されることについて書かせていただこうとおもいます。

なぜ5年あけるのか・・・ですが、当初このワクチンは再接種は禁止でした。それは再接種により副反応がおこりやすいということが理由でした。

副反応とは腕が腫れる、赤くなる、痛みが出るというものです。これは当初2年以内で再接種した場合の報告でしたが、その後データが重ねられ、5年以上経てば副反応のおこりやすさは特に増えないということがわかり、5年以上経てば再接種可能となりました。ですので、この5年のしばりは守っていただくことが望ましいと思います。

現在、わが国では2回までとされていますが、海外では5年以上の経過で繰り返し接種可能としている国もあります。

必ず2回接種が必要か・・・ですが、これは個別の判断となります。学会等が出している2回目の接種対象は、重篤な肺炎球菌感染の可能性が高い方や急激に獲得していた抗体価が低下するような方…となっていますが、具体的には心疾患や肺疾患のあるかた、免疫が低下する状況(HIV感染者、がん患者、免疫抑制剤使用患者などなど)にある方、超高齢者というところでしょうか。主治医の先生にご相談いただくことが良いかと思います。当初は1回でよいように思われている方でも、数年の経過で必要となる方もいらっしゃいますので、5年経過した時点でのご相談が良いように思います。

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