2012.10.15

インフルエンザの予防接種

今年も、インフルエンザの予防接種が始まりました。

この時期になるとインフルエンザの予防接種をするかしないか・・・いつ頃うつか・・・1回か2回か・・・が患者さんから相談としてあります。

今日はそのことについて書きたいと思います。

まず「予防接種をうけるかうけないか・・・」これはお考えしだいです。といいますのも、予防接種をうけてもインフルエンザにかかります。かからないと思っている方がいらっしゃいますが、かかります。ではなぜ受けるのか?重症化、つまり脳症等になる可能性をさげるためです。「予防接種したのに、熱が3日もでて・・・39度で・・・意味ないとおもうけど!」といわれる方がいらっしゃいます。「軽くすむのじゃないの?」ということですが、「重症化する=生命にかかわる状態になる」ことをできるだけさけるためという理解をしていただきたいと思います。「重症化」は脳症などになることだけでなく、COPDや喘息の方ではインフルエンザをきっかけに原疾患(喘息やCOPD)の増悪となり呼吸困難に陥り、命に関わることもあるからです。COPDの治療指針にはインフルエンザ予防接種が明記されているくらいです。もし、副反応が恐いという方で受けないという方の場合は、流行期に発熱した場合は早い目に受診し、診断、治療をうけることをお勧めしたいと思います。

「いつごろ受けるか?」ですが、接種後免疫がつくまでには2~4週間かかるといわれています。効果は3~5ヶ月とされ、流行期は12月から3月といわれていますので、遅くとも12月中旬までに受けるように推奨されています。受験生のかたでは早い目に受ける方もいらっしゃいます。ただ、この12月中旬は流行期に入ってしまっていることもありますので、やはり11月末までに受けておくほうがよいと思います。

「1回か2回か?」ですが、年齢で2回とされている場合をのぞいては、1回でもいいように思いますが、できれば2回のほうがより効果は高く、長くえられると考えられます。

予防接種も大切ですが、何よりも大切なのは、やはり、うがい、手洗い、十分な食事と睡眠です。

流行期のマスク着用もよいと思います。ただ、マスクはしっかり鼻もマスクの中に入れなければならないことを知っていただければと思います。鼻をだしてマスクをした場合は、マスクの意味はないといっても過言ではありません。

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