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2026.09.03

芦屋の窓から⑪ インフルエンザワクチンについて

 

インフルエンザの流行が迫ってきました。

この2週間で兵庫県の定点あたり0.09から0.71と急上昇です。

ちなみに流行しているといわれる神奈川・東京は1.99・1.49です。

1を超えると流行期に入ったと判断されます。来週ぐらいでしょうか…

(余談ですが新型コロナは兵庫県1.25とこちらは1を超えてきました…)

 すでにインフルエンザワクチンのお問い合わせもいただいておりますが、入荷は9月中旬以降になるようです。公費接種は10月以降になりますが、自費接種は入荷次第可能となります。(インフルエンザのワクチンは毎年流行を予測して製造されます。そのため、この冬に接種されるものは昨シーズンのワクチンとは異なります。現在は一般的なインフルエンザワクチンが流通していない時期です。昨シーズンのワクチンは期限切れです。)

自費での早期接種をご希望の方はお電話でご相談ください。入荷次第ご連絡となります。

 

いつまで効果あるの?とよく効かれますが半年ほどと言われています。

これまでの流行期は12-2月と言われていましたので、「11月末からクリスマスまでには接種してください。」とお話していましたが、ここ数年はこれでは遅いから早めの接種を呼びかけることとなっています。最近は海外からの旅行客が多くなったことが原因と言われていますが、流行が早く、夏から秋にもインフルエンザの患者さんがいらっしゃいます。

じゃあどうすればよい?となりますが、ほぼ1年間カバーしたいとなると、10-11月に1回目、2-3月に2回目を接種…となりますか。インフルエンザワクチンは公費接種が終了する2月以降手に入りにくくなりますし、4月から9月までは一般的には接種困難です。質問があればこのようにお答えしますし、ご希望には対応します。

ちなみに当院では先日期限切れまで昨シーズンワクチンを保管していましたがその期限は8月中旬でした。念のための保管としていつも1-2本はおいています。時々ご希望される方がいらっしゃいますので。

 

新型コロナワクチンの集団接種以降、各種ワクチンに対するワクチンを受ける?受けない?という考え方は二分しています。新型コロナワクチンの時に様々な情報があり、それに対し個々人の考え方が深まったのだと思います。

 私は、そのような個人の考えでよいと思っています。「新型コロナワクチンをたくさんうってたから、先生推進派やろ?」と言われますが、そうではありません。私は公的に国が行っている事業は保険診療をしている診療所であるからには希望される患者さんには可能な限り提供できるようにせねばならないと思っていますので、新型コロナワクチンや各種ワクチンの推進派どうのこうのというわけではありません。接種したい人がすればいいし、したくない人はしなくていいし、すべて個人での選択だと思っています。

ただ、呼吸器内科を専門としていますので、慢性呼吸器疾患の方の肺炎球菌ワクチン接種と毎年のインフルエンザワクチン接種については入院率・死亡率低下の十分なエビデンスがありますので、お話をすることはあります。しかしもちろん強制はしません。

また、「うったからかからない」ではありません。ワクチン接種は重症化しないことを目的としています。

ですから、うってもかかります!重症化しないように、入院しないように、死亡しないようにが目的です。

基本は手洗い、体調を保つが対策です。そして、ご自宅に解熱剤常備。夜間発熱時もあせらず、解熱して翌朝受診してください。 

2026.08.26

芦屋の窓から⑩

 

今日は聴診器のお話です。

 聴診器ってどれくらい聴こえるのかな?と思ったことありませんか?

テレビのコントで壁に聴診器当てて隣の部屋の音を聞いていたりしていたものもありましたが・・・

本当にやっていた人を知っています!知ったときは大笑いしました。想像してしまって

もうお二人とも他界されているので時効だと思いますが、とある偉い先生の隣のお部屋の先生が聴診器を壁にあて・・・という話が仲間内で話題になったときに、若い医師何人かで壁に聴診器を当てて試したことがあります。本当に聞こえます!びっくりでした。

ですので、シャツ1枚は十分聞こえます。ただ衣擦れの音がでる時は地肌でないとなりませんし、とっても細かい音を聞きたいときはもちろん地肌にあてねばなりません。私の場合はシャツ1枚上からあてることもありますが、シャツの素材によっては衣擦れするだろうことが経験でなんとなくわかるので臨機応変にしております。

さて、久しぶりに写真を上げてみようと思います。

私の一番の仕事道具で、宝物であり相棒をご紹介します。HEWLETTPACKARD社製のRAPPAPORTSPRAGUEです。ネットで検索すると、今や廃盤で骨董品扱いのようですが・・・ (私もそんな年になったのですね・・・少し複雑です。)内科医のなかではそれなりの知名度のある逸品です。

学生時代や研修医のはじめのころには親に買ってもらったリットマンを使っていました。名前も入れてもらいましたので今でも大切に使っています。ただこれはとても重いのです

研修医の時に呼吸器内科を志したとき、今の聴診器を知りました。何十万もするものではありませんが、今の研修医と違い、大学病院でのお給料が10万円に満たない状況(考えられませんが確か58,000円/月!)で家賃も親に助けてもらっていた時でしたので、すぐにはほしいと思っても買うことはできませんでした。県立尼崎病院に異動した時に師匠がこの聴診器を使われているのを見て、やっぱりほしい!となり、さお給料も二桁になり、独り立ちもできましたので、ついに購入しました。初めて耳にしたときは音が違う!!!と感動しました。

それから部品もストック購入しメンテナンスしながら約26年。

私の大切な相棒です。

私が診察を終える最後の日までこの聴診器で仕事をしたいです。

耳のゴムが汚れて欠けてきたのでそろそろ交換しようかな・・・

2026.08.19

芦屋の窓から⑨

 

今朝の我が家の朝食時の会話です。

 

子ども「あ~模試いややなあ・・・多分できひんと思う・・・あ~」

私「とりあえず、模試はいまの勉強の仕方があっていて、結果が出せているかを見るために受けてほしい。」

子ども「え~でも結果悪かったら嫌やし・・・」

私「よく患者さんにも話すのやけど、今やっている食事運動療法で良い結果が出ているかどうかの答え合わせをしないと、それが正しいかどうかわからんやんて。正しいかもわからないまま自己満足の食事運動療法をして答え合わせをしないまま次の健診でも悪い数値やったら、1年無駄にするだけやんって。模試もそれと一緒や。模試受けていい結果やったら、今の勉強法で良し!あかん結果やったら今の方法では結果出ないから変更。それと一緒や。」

子ども「なるほどなぁ~冬の模試では成績とりたいしなあ・・・」

私「そうやろ。今回の模試の結果で状況みて、冬の模試に向けて直さなあかんところがわかったほうが、効率的やで。」

子ども「確かに。頑張ってくるわ。」

 

この話、確かに私からされたわ~という患者さんいらっしゃると思います。

自分のやり方で希望の結果が出ているかどうかの答え合わせは必要です。

食事減らして・・・ウオーキングして・・・絶対血糖値下がっているはず!と思って採血すると、「あれ?」ということがあります。その時には再度食事や運動についてお聞きして方法を考えます。これをよく「答え合わせ」「まちがいなおし」といっています。

自己満足のやりっぱなしのテストにならないよう、ぜひ「答え合わせ」「まちがいなおし」をしてください。

 

2026.08.07

芦屋の窓から⑧

 

今週は提出書類に追われ、少し遅れてしまいましたが、何とか継続をと・・・書き始めました。(昨日は診察時も含めて、ほぼ半日近くパソコンの前にいました・・・)

 

大昔に書いたかもしれませんが、私は本が好きです。本屋さんには何時間でも居たいくらいです。待ち合わせで友人が遅れる時は本屋さんで時間を過ごすので、本屋さんが近くにある待ち合わせであれば、何時間でも問題はありません。(そんなに遅れる友人はいません。友人の名誉のため。)

読書と国語の成績は関係ないといわれますが、比較的国語の特に現代文の成績は良い方でした。子どもたちも本を読むほうでしたから、国語の成績はまあまあのようです。なので私は関係あるかなと思っています

子どもが中学受験の際に、どんな文章が出題されるかの予想をすることが私は好きでした。本屋さんに行き、よく出題される作家の新刊や平積みにされている本から選んで自宅の本棚においておくと子どもが読むのですが、模擬試験から帰った際に「あのおはなしが出てた!」と言われると「やった!」という感じでした。まあまあの頻度であたりました。よく出題される作家さんや新書のシリーズってあるんですよね

 

年齢のせいか最近はニュースを見てドキッとすることは減りました。しかし、ネットニュースのあるニュースを目にしたときに久しぶりにドキッとしてクリックする手がいつもよりそろりとなりました。それは東野圭吾さんの訃報を伝えるニュースです。

本当に大好きな作家さんでした。もう新作が読めないかと思うと胸が苦しかったです。有名人の訃報を知り、こんな感情をもったことはこれまでにありません。人気作もドラマ化される前から楽しませていただいていたので、「この俳優さんが・・・」という意味でも楽しませていただきました。人気の理由はいろいろあると思いますが、私が好きな理由はミステリーな中に人物の思いの深さが描かれているところだったのだと思います。読みだすとどんどん引き込まれ、はい朝です、睡眠不足です・・・ということもありました。

老眼になり老眼鏡をかけてになりますが、お盆休みにはゆっくり本を読む時間を持ちたいです。

2026.07.30

芦屋の窓から⑦

 

九州で大きな地震がありました。

 

翌朝一番にいらっしゃった患者さんは、お薬が残り少なくなり、急な地震などがあると困るからと少し早めに来院されたかたでした。

 

以前からブログに書き、患者さんにも日々お話ししていることですが、お薬は切れる少し前に受診してください、最終的に緊急用が1-2週間ほど余分であればいいのですが・・・というお話です。

お薬がなくなる数日前に来てもらうことを繰り返してすこし余裕を持っていただくということです。もちろん、大量の残薬はいけません。ですが、通常の地震の時は7日ほど、南海トラフの時は14日ほどお薬が手元にあるといいでしょうということは報道でも見聞きされたことがあると思います。

なかなか地震や災害があると、すぐに医療機関へ行くこともできず、医療機関に行ってもお薬がすぐに手に入らないことがあります。医師会や薬剤師会が頑張って災害地でも速やかに活動されるので、手に入らないわけではありませんが、対応いただける場所へ行く方法がすぐに見つからなかったり、手に入りにくいお薬だったりすることも考えると、やはり、日々のまれているお薬は余裕があったほうが良いと思います。

特にストレスのかかる状況ということになりますから、血圧の薬や喘息の薬、心臓の薬などは手元にあることが望ましいと思います。

 そしてもう一つ大切なことですが、それは自分の飲んでいるお薬の内容がわかるようにしておくことです。お薬手帳があれば一番ですが、最近はマイナ保険証で確認できるからと、持たなくなったという方がいらっしゃいます。

災害時は停電や情報網がうまく稼働しないこともあります。スマホの電源が切れることもあります。紙ベースで用意されておくことをお勧めします。貴重なスマホ充電を消費しなくて済みます。お薬の説明で薬局からもらわれた紙でも構いません。あるいは1日分のお薬を小さな子袋に入れてお財布か鞄に入れておくのもよいでしょう。旅行に行かれる方で飛行機が飛ばなくなった時やロストバゲージ用にと下着を1回分鞄に入れるという方がいらっしゃいますが、それと同じです。そうすれば、出先でなにかあっても、とりあえず1日分のお薬はあるし、その空パッケージを捨てずにもてばお薬内容も分かります。

 アナログな方法ですが、とても大事なことだと思っています。

 

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